奨学金制度について知ろう!part1

☆☆☆☆奨学金で看護師を目指す☆☆☆☆

 Ο看護師になりたい!
そのためには看護学校に通う必要がありますね。学校に通うにはお金がかかるんです。
入学金・授業料・教材費に実習費、その他諸経費・・・初年度で130万~200万かかってきます(゚Д゚;)
一人暮らしをしながら通うとなると、交通費や生活費も必要になってきますね。
そのため、看護学生時代に奨学金制度を利用していた人、多いのではないでしょうか?

 Ο奨学金ってどんなもの?
簡単に言えば、「学校通ってる間は授業料を代わりに出してあげますよー。でも卒業したら働いて返してね」という、いわば学生のための借金なんですね!
利子があるもの・ないもの・指定病院で指定年数働いたら返済が免除になるものなど色々と種類があるみたいですよ。いくつか紹介しますね!

日本学生支援機構

奨学金の種類として、第一種と第二種があります。
第一種では、経済的理由により就学に困難である、優れた学生に対し貸与される。という選考基準があり、こちらは無利子です。
第二種は、第一種よりも選考基準がゆるやかで、有利子の奨学金になります。どちらも、貸与終了後は返還の義務があります!

★第一種・無利子★

大学:初年度にかかるお金約180万

国立 貸与(月) 総額 返済(月) 回数
自宅通学 45,000円 2,160,000円 12,857円 168(14年)
自宅外通学 51,000円 2,448,000円 13,600円 180(15年)
私立 貸与(月) 総額 返済(月) 回数
自宅通学 54,000円 2,592,000円 14,400円 180(15年)
自宅外通学 64,000円 3,072,000円 14,222円 216(18年)

短大:初年度にかかるお金約150万

国立 貸与(月) 総額 返済(月) 回数
自宅通学 45,000円 1,080,000円 7,500円 144(12年)
自宅外通学 51,000円 1,224,000円 8,500円 144(12年)
私立 貸与(月) 総額 返済(月) 回数
自宅通学 53,000円 1,272,000円 8,833円 144(12年)
自宅外通学 60,000円 1,440,000円 9,230円 156(13年)

  
専門学校:初年度にかかるお金約130~180万

国立 貸与(月) 総額 総額 回数
自宅通学 45,000円 1,620,000円 10,384円 156(13年)
自宅外通学 51,000円 1,836,000円 10,928円 168(14年)
私立 貸与(月) 総額 総額 回数
自宅通学 53,000円 1,908,000円 12,230円 156(13年)
自宅外通学 60,000円 2,160,000円 12,857円 168(14年)

なるほど、自分がどういった学校に行くか、自宅から通うのか、で借りれる金額も変わってくるんですね。
あなたがもし、私立大学の看護学部入学へ自宅から通うつもりなら、在学中は月54,000円借りて勉学に励むわけですね。4年間でトータル2,592,000円借りることになり、看護師の免許取得して、卒業後の返済はというと・・・14,400円/月を180回で返していきます。なんと15年です(゚Д゚;)

★第二種・有利子★

月額3万・5万・8万・10万・12万から選択できます。第一種との併用も可能です。しかし、たくさん借りるのであれば、学生時代は安心ですが卒業後からの返済のことも考えて借りなければいけませんね。

病院の奨学金

在学中に、病院から貸与を受けることができます。
貸与額は病院によりますが、平均的に、月に3~5万の貸与としていることろが多いようです。(多いところで月10万というところも)
特徴として、卒業後にその病院で指定期間看護師として働けば返済不要になるんです!これを世間ではお礼奉公と呼んでいます(^_-)3年間貸与を受けたなら、3年間病院で勤めるといった感じですね。看護師として働き、成長しながら借金も返せる、これは魅力的ですね。皆さんこの制度を利用してる方が多いのではないでしょうか。
病院側からみたら、看護師不足の中、3年間は働いてくれる人材の確保につながるメリットがあります。学生側からしたら、学校の授業料の心配がないため、勉強に集中できるメリットがあります。
ただ注意したいのが、新卒で指定の病院に就職して、途中で辞めたくなっても、指定期間内に辞めると一括返済を求められますよ(-”-)

そしてほとんどの奨学金で、看護学校を休学・退学・留年したら即返金してねという条件はついています。国家資格不合格になった場合も同じ感じです。あとは、卒業後指定病院で看護師として3年間働いたら返済はなしでいいよって条件で、期間内に退職しちゃった場合、全額返金しなくてはいけないんです。病院によっては、就業した期間を考慮し、減額してくれることもありますが。
ただ、これは奨学金という名の「借金」ですから、返す義務を忘れてはいけません( `ー´)ノムムム!

その他に、都道府県の看護修学資金貸与とかもあるみたいです。
あとは親が借りる、国の教育ローンもありますね。とにかく、奨学金に頼りながらでも、金銭面をクリアしてようやく看護師への道が開けるのです!

part2へ続く・・・次は実際に奨学金を利用した看護師さんの話を聞いてみましょう(^◇^)