【看護師の転職】面接官はここを見ている!失敗しない面接マナーまとめ

面接をひかえた看護師の皆さん、面接準備は順調ですか?
どうも、10年目看護師のたま子です。
面接…ドキドキですよね(ノ_<)

失敗しないかな?
遅刻しないかな?
ドアの開け方って?
イスに座るタイミングって?

ちょっとしたことが不安ですよね。
面接官は何気ないあなたの行動をみています。
そのちょっとした行動で、
「しっかりした子だな」と思われるかもしれないし、
「常識を知らない子なのかな」と思われるかもしれない。
それは面接中のあなたのマナー次第です。

そこで今回、意外と知らない面接マナーについてお伝えします。
これで面接マナーに自信が持てますよ。

面接マナーって大事なの?

よほどのことが無い限り、看護師が面接落ちることはないよね〜
そんな風に思っていませんか?

甘いです!
たしかに看護師の人手不足問題はどの病院も少なからず抱えています。
しかし、看護師なら誰でもいいわけではありませんからね。

看護師は患者と関わる機会が一番多い大事なポジションです。
看護師の言動次第で病院の評判の良し悪しが決まると言っていいでしょう。
近年、SNSによって病院の口コミや評価は簡単に広がります。
「○○病院の看護師にこんなひどいこと言われた。」
看護師の一言がクレームに繋がり、病院のイメージや評判にも大きく影響します。

病院も集客が必要な時代。
評判を落としたくないんです。
できれば常識ある看護師、接遇力がある看護師がほしい!と思っています。
面接官は、面接でのやり取りを通して、あなたの患者さんとの関わり方をイメージして見ていますよ。
だから面接マナーは大事。

受付のマナー

受付の人も、面接官だと思って対応しましょう!
面接官は、受付に「印象はどうだった?」なんて聞き取りをしている場合もあります。
また、患者さん優先なので、声をかけるタイミングを焦らずに待ちましょう。

身だしなみ
病院に着いてから、病院のトイレで整えればいいや、と思っていませんか?
身だしなみは病院の敷地に入る前に、駅やコンビニのトイレなどで整えてから受付に向かいましょう。

携帯
受付前に携帯の電源を切り、カバンにしまっておきましょう。スーツのポケットなどに入れないように。
携帯でマップを見ながら病院にきたとしても、受付の際はしまうこと。携帯片手に受付をするのは、印象が良くありませんからね。

あいさつ
受付では、自己紹介と要件を簡潔に伝えます。
「本日◯時から、看護師の採用面接を約束せていただきました◯◯と申します。担当の◯◯様にお取り次ぎお願いいたします。」
このように、丁寧に対応しましょう。
×「今日面接なんですけど〜どこ行けばいいです?」

Q:遅刻しそうな場合どうしたらいい?
A:遅刻は絶対に避けましょう!
しかし、なんらかの事情で遅刻が確実の場合、わかった時点で病院に連絡を入れましょう。
その際は電話連絡を。
言いにくいからといってメールで連絡を入れては、誠意がありません。それに今後、緊急を要する報告や大事な連絡も、メールでするのか?という不安要素を相手に与えてしまいます。
このような場合は電話での連絡がマナーです。

待機のマナー

待機中も気を抜かないで!
面接はすでに始まっていますからね。
待機の時間にスマホアプリのゲームなんてやってる場合じゃありませんよ(;’∀’)

姿勢
待機中でも、机に伏せて寝たり、リラックスしすぎないようにしましょう。
姿勢は崩しすぎず、もらった資料があれば資料を、なければ面接の回答集などを読んで過ごしましょう。

Q:待機中お手洗いに行きたくなったら?
A:スタッフに声をかけましょう。
案内してくれたスタッフの方に伝えるか、近くに人がいなければ、その場は我慢しましょう。
人が来てから、その旨を伝えてお手洗いへ。
そうならないように、受付する前に済ませておきましょうね。

入室のマナー

明るく、笑顔で挨拶しましょう。
特に看護師は笑顔が大事。
第一印象がここで決まると言っても過言ではありません。そのくらい重要な場面です!

面接官は、部屋に入ってきて数秒であなたのイメージを抱きます。
以後そのイメージはそう簡単にはひっくり返せません。
初めに良くないイメージを与えてしまえば面接は不利になります。
出来るだけ好印象を与えて、面接を有利にすすめましょう!

ノックをする
3回、ゆっくりと。(2回は空室を確認する時のノック)
ノックが早いと、急いでいる雰囲気が相手に伝わり不快感を与えてしまう可能性があります。緊張するとノックが早くなりがちなので、注意しましょう。

開ける
中から返事があったら「失礼します」と言ってゆっくりと開ける。

閉める
ドアの方を向いて、両手でドアをゆっくりと閉める。この時、後ろ手で閉めたり、ばーんと大きな音を立てて閉めるのはマナー違反ですので要注意。

挨拶をする
明るい声で、自分から挨拶を。
笑顔を忘れずに!
「◯◯と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。」

Q:ドアが開いてたらどうすればいい?
A:イメージと違っていても焦らないで。
部屋に入る手前で立ち、お辞儀し「失礼いたします」と言い、入室しましょう。
すでに空いているドアに、ノックをすることはマナー違反なので気をつけてください。
入室したら、ドアを閉めるか確認をとりましょう。

座る
椅子の隣に立ちます。
「どうぞ、お座りください」と指示があるまで勝手に座らないように。
椅子の隣にスペースがない場合は、椅子の後ろでもOK。
座ったら、深く腰掛けず、姿勢を伸ばして。

Q:カバンはどうすればいい?
A:椅子の横の床に置きましょう。
その際はカバンを寝かせず、立てて。
だからカバンは独立して床に立つものを選部のがポイントです。

Q:コートはどこに置けばいい?
A:カバンの上に置きましょう。
入室前にコートは畳んでおくと良いでしょう。椅子の背に広げてかけるのは×。

Q:傘はどうすればいい?
A:傘立てに。
ただし、担当者に声をかけてから使いましょう。
もし、傘立てがなかったり、スタッフの傘でいっぱいだったら、傘は持参したビニール袋に入れて持ち歩きます。
そのため、傘は折りたたみがいいでしょう。
面接の際はカバンと一緒に床に置くか、カバンにしまいましょう。

面接中のマナー

姿勢や表情を意識しましょう。
姿勢や表情は、印象に直結します。
例えば、答えにくい質問に対して、困った顔や嫌そうな顔をするのは悪印象です。

入職後、患者対応で相手に不快な想いをさせてしまうのでは?という面接官の不安要素につながります。
嫌な顔をせず、一生懸命、誠実に答えましょう。
また、時間が経つにつれて姿勢が崩れてこないように、最後まで緊張感を持って!

視線
真っ直ぐに相手の目を見ましょう。
緊張してそれが難しいなら襟元を。

話し方
師長が面接官として同席する場合が多いです。
面接官というよりご近所のおばさんと世間話をしている様に、フランクに話しかけてくる場合も少なくありません。
その場合、ついついこちらもフランクな話し方になりがちですが…敬語を使うことを忘れずに。

Q:質問が聞き取れなかった…どうすればいい?
A:分かったふりはダメ。
「申し訳ありません、今の質問をもう一度お願いいたします。」
などのように正直に伝えましょう。
わかっかたふりは、相手に失礼ですからね。

退室のマナー

「以上で面接終わります。」
このような言葉があったら面接は終了。
無事終われそう〜!
そんな安心感から、うっかりミスをしてしまいがち。最後まで気持ちを引き締めて。

あいさつ
「本日はお忙しい中面接を行っていただき、ありがとうございました。」このように、面接のお礼を忘れずに伝えましょう。
お礼を言うタイミングですが、椅子から立ち上がった時、もしくは部屋を出る時がいいでしょう。

ドアを閉める
音が出ないように優しく閉めましょう。
終わったといって、後ろ手でバーン!と強く閉めてしまえば、悪い印象が残ります。

最後の印象は残りやすいです。
良い印象を残して終わりましょう。

帰宅時のマナー

部屋を出てからもONの状態でいることを忘れずに。

エレベーターのお見送り
エレベーターまで見送ってくれる場合があります。
面接は終わっていますが、急にフランクに話したり、無言でいては印象は良くありません。
エレベーターに乗り、ドアが閉まる前に、本日の面接のお礼を再度伝えましょう。
笑顔で「今日はありがとうございました。」と。

電話
面接が終わった安心感から、親や友人に電話したり、雑談はやめましょう。
廊下、階段はもちろん、病院の敷地内では控えましょう。

帰宅後のマナー

お礼メールを送ります。
面接が終わったその日のうちに送りましょう。

メール作成の注意点
・件名はわかりやすく
・誤字脱字がないように
(特に病院名や担当者の名前の間違いは失礼!)
・だらだらと書かず簡潔に
・署名も忘れずに

面接の時にアピールが足りなかったと感じた時や、最後の一押しがしたい時に有効です。
お礼と共に、「入職したい気持ちが強くなった」ことを伝えることで、アピールになります。

まとめ

面接マナーいかがでしたか?
看護師の面接で、ここまでキチッとする必要ってぶっちゃけないでしょ~
まだそんなこと思っていませんか?

誰でもいいから看護師がほしい!という病院なら、ここに書いたような面接マナーは必要ないでしょうね。
ただ、残念ながらそういう病院です。
きっと入ってから後悔することになる可能性が高いでしょう。

最近は看護師にも接遇力が求められる時代。
私の病院では、看護師の接遇マナー研修が年3回行われています。全員1回は必ず参加しなければなりません。

希望の病院の採用面接に合格したい人は、ぜひここでまとめたことを実践してください!
悪印象につながる行動を防ぎ、好印象を残すことができます。